ななくさの人

PERSON

社会福祉士の資格取得のために働きながら大学へ

田里 剛志 支援員

2017年入社

入社のきっかけ

子どもの頃、祖母が認知症になり介護が大変な状況になりましたが、福祉施設に入所すると、笑顔で穏やかに生活していたのを見たのが、福祉に興味を持ったきっかけです。大学を卒業し金融機関で働きましたが、少しずつ福祉業界で働いてみたいと思うようになり、30歳で退職し、専門学校に行き、阪神福祉事業団に就職しました。専門学校での実習先が事業団であり、参加した実習先で一番雰囲気が良く、「ここで働きたい」と思いました。

現在の仕事内容

利用者さまが過ごしているフロアで生活のお手伝いをする、生活支援員をしています。食事や入浴等の生活全般の支援と共に、利用者さまのお身体の状況に合わせて、できる事を維持できるように支援しています。また、利用者さまとお話をしてお悩みを聞くことも精神面のケアに繋がる大切な支援の一つです。

今の仕事のやりがい

利用者さまが何らかの生活しにくさから、不穏な様子が続くことがありますが、少しずつ様子を観て原因を解消していき、少しでも落ち着いた生活を取り戻してもらえると「良かったな」と思います。また、社会福祉法人として地域福祉の増進を進める役割があり、地域の方々と接することもあります。その中で、認知症予防体操で参加した地域の方々が喜んでいただいたり、認知症カフェでボランティアの方々や近隣施設と協力しながら、参加された方に楽しんでいただいている時に、やりがいを感じます。

印象に残っているエピソード

介助場面で、怒られたり、拒否されたことがあります。ですが、根気よく丁寧に介助をし、「終わりましたよ」とお伝えすると「ありがとう」と言っていただけた時は、とても嬉しく思います。不安を感じられている利用者さまがおられ、その方とフロアを移動しながら少し環境を変えるように支援したところ、少しずつ落ち着かれていき、「困った時は、あんたが頼りや」と言われた時は、嬉しくて、さらに仕事を頑張ろうと思いました。

これから挑戦していきたいこと

今、挑戦しているのは、通信制の短期大学に入学し、社会福祉士の受験資格を得るための学習をしています。介護福祉士を取得しているのですが、ステップアップのために受験資格の取得を考えました。働きながらなので大変ですが、休日の空いた時間を使って進めています。実習の参加が必要ですが、勤務調整をしていただく等、職場の理解や支えもあり続けられています。

休日の過ごし方

学生時代から続けている野球をしています。日曜に試合があるので、そこに合わせてランニングをする等運動をしています。今年は社会福祉士の勉強であまり行けませんでしたが、職場の仲間と釣りに出かけたりしていました。また、家でゲームや動画を観たりゆっくりと過ごすこともあります。

就職活動中のみなさんへ

初めて社会に出る方や、初めて福祉に関する仕事をする方にとって不安はあると思います。私も不安はありましたが、入社してから先輩達が色々サポートして下さり仕事に慣れていくことができました。一緒に頑張っていきましょう。